子どもたちは熱中症対策をして動物園のお仕事体験です。秋田市の大森山動物園で31日、子どもたちが動物の世話に挑戦しました。
秋田市大森山動物園は、飼育員の仕事や動物について子どもたちにより深く知ってもらおうと、毎年夏休みに『サマースクール』を開催しています。
31日の秋田市は最高気温が35度を超え、トラはぐったり。サルは水浴びで暑さをしのいでいました。
一方、子どもたちは熱中症対策の塩分タブレットを受け取り、準備万端です。
県内や埼玉から訪れた小学4年生から6年生の児童18人が、飼育員の仕事に挑戦しました。
アフリカゾウの展示室にやってきた子どもたちの最初の仕事は、室内の掃除です。床にたまったふんや食べ残しの草を取り除きます。
動物が快適に暮らせる環境を整えるのは飼育員にとって重要な仕事です。ごみを外に運び出し、ホースの水で床を洗い流したら展示室の掃除は完了です。
きれいになった展示室にアフリカゾウの花子がやってきました。
続いて、子どもたちは餌やりを体験。大きな体の花子の迫力に少し圧倒されながらも触れ合いを楽しんでいました。
参加した男の子:
「こうやって毎日世話をするのは大変だと思った」
参加した女の子:
「ゾウの口を初めて近くで見た。すごく大きくて、いつもは鼻で隠れているので珍しいと思った」
普段は見られない動物園の裏側を体験した子どもたち。動物と動物園がさらに好きになったようです。