群馬・嬬恋村の住宅から撮影されたのは、大きな音が鳴ると同時に目の前に広がる黄色い閃光。

落雷の瞬間です。

週末から5日間、浅間山の近くにある別荘を訪れていた撮影者。

昼ごろから雨が降り、雷の音も聞こえ始めたため外の様子を撮影しようとベランダにカメラをセッティング。

すると、そこに映っていたのは…。

その距離約10メートル。
目の前の木に雷が落ちたのです。

撮影者は「割と近くに雷が落ちたような大きい音がして、あとで映像見たらすぐ目の前に落ちていたのでびっくり」と話します。

木を伝うように稲妻が激しく光り、その後も繰り返す閃光。

10メートルほどの距離でも衝撃でカメラが倒れてしまいます。

撮影者は、すぐにカメラを拾い外の様子を確認。

すると落雷の衝撃を受けたのでしょうか。
外に止まっている車の警報音が鳴り響いています。

雨がやみ、雷が落ちた場所を見に行くと、木の破片が散らばり、幹の皮が一直線に剥がれ落ちていました。

撮影者は「外にいたら怖かった。死んでいたかもしれない」と当時を振り返ります。

この日、群馬県内では各地で大雨警報や雷注意報が発表されていました。

気象庁によると、年間を通して今の時期が最も落雷による被害が多いということで、雷に遭遇したら建物や車の中などに避難するよう呼びかけています。