東北地方整備局は31日、病気休業の診断書を自作し、虚偽の理由で欠勤を続けていたとして、23歳の男性職員を停職8カ月の懲戒処分としたと発表した。
職員は同日付で辞職した。
偽造発覚のきっかけは筆跡
東北地方整備局によると、この職員は去年3月から病気による休職を開始。今年2月からは復職せず休職を続けていたが、5月に提出された診断書2通が、本人のパソコンで作成された偽造書類であることが発覚した。
担当者が提出された傷病手当金の請求書の筆跡と診断書の字体が酷似していることに気づき、本人に確認したところ、「自分で書いたものだ」と認めたという。
金銭的理由で受診せず
本人は診断書を偽造した理由について、「金銭的な事情で病院にかかることができなかった」と説明。傷病手当金は受け取っておらず、経済的利益を得ていたわけではないとされるが、東北地方整備局は停職処分とした。
職員は処分日付で辞職したという。