岡山県内での津波注意報の発表を受け、7月30日午後6時現在も沿岸の5つの自治体で避難指示が出ています。海水浴場が終日閉鎖となったほか、海の交通機関が一部、運航を見合わせました。
(倉敷市 伊東香織市長)
「消防車で回った方がいいのでは。漁業者への告知もあるから」
(職員)
「分かりました」
当初、約3万6000世帯に避難指示を出した倉敷市。津波到達予想時刻の1時間前となる午前11時に災害対策本部会議を開きました。
(倉敷市 伊東香織市長)
「公民館・小学校・中学校・幼稚園を空けておいて。避難者がいたら受け入れる」
倉敷市では慌ただしく対応が決まりました。このほか岡山市は約2万6000世帯、備前市は約9100世帯、笠岡市は約5000世帯、瀬戸内市は約2000世帯を対象に避難指示を出しています。島々に船が出る宇野港や渋川海水浴場がある玉野市では。
(玉野市の呼びかけ)
「こちらは玉野市です。岡山県沿岸部に津波注意報が発表になりました。津波到着時間は本日12時頃、沿岸部の方は速やかに高台に避難してください」
そして、津波到達予想時刻に。
(竹下美保記者)
「安全を考え高台からお伝えしています。現在正午、岡山県への津波到達予測時刻です。玉野市の沿岸部は、いつもと変わった様子はありません」
目に見える潮位の変化はありませんが、玉野市は海水浴客が100人ほどいたという渋川海水浴場を終日閉鎖しました。
(渋川海水浴場の責任者 藤原正行さん)
「客は地震に対する津波への意識は高かった。客は1回で海から上がってくれた」
また隣接する渋川マリン水族館も終日閉鎖にしました。
そして宇野港では、島へ渡るフェリーが一部、運航を見合わせました。
(フェリーの利用者は…)
「(津波について)車で放送していた。病院から帰る時に何事かと思った」
「びっくりした、朝早くなら出ていて知らなくて」
「児島の会社は閉鎖になった。(市内の)深山公園に避難した」