「家庭ごみ」について、富山市は有料化に向けて専用のごみ袋を導入し、1リットル1円の手数料を設ける方針を示しました。

2027年度の制度開始を目指します。

富山市は、ゴミの排出量を減らすため、家庭ごみの有料化を検討していて、31日の環境審議会で「燃やせるごみ」と「燃やせないごみ」を有料化する方針を示しました。

プラスチックなどの資源ごみやボランティアによる清掃ごみ、紙おむつは無料のままとします。

新たに専用のゴミ袋を導入し、1リットルあたり1円を基本に45リットルの袋では10枚入りで450円となります。

市は有料化によってごみの排出量の削減が期待できるとともに、ごみ袋の作成やごみを減らすための様々な事業の費用にあてたい考えで、委員からは反対の意見はありませんでした。

市は今後、議会に提案し、2027年度の制度開始を目指します。

この家庭ごみを巡っては県内では15市町村のうち、富山広域圏の富山市、滑川市、立山町、上市町、舟橋村は「無料」、ほかの市と町では「有料」となっています。

富山広域圏ではゴミ袋が販売されていますが、認定された業者が販売しているもので料金は、市町村の収入とはなっていません。

どのような袋で出しても回収されることになっています。

一方、有料化している市や町では、ごみの回収にかかる手数料を盛り込んだ、指定の袋で出すことが決められています。

30年前から有料化している新川広域圏は45リットル10枚入りで180円、高岡広域圏は300円などとなっています。(射水市 45L 10枚 300円、砺波市 40L 10枚 300円、南砺市 40L 10枚 200円)

一方、富山広域圏の富山市以外の市町村、滑川市、立山町、上市町、舟橋村は有料化はしない方針で、検討はしていないということです。

ただ、富山市が先行して有料した場合は協議する必要があるとしています。

富山テレビ
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