7月18日から那須御用邸で静養されていた、天皇皇后両陛下と愛子さま。
散策の際には、3人そろって沖縄伝統の「かりゆしウェア」をお召しになっていました。

両陛下はユリが描かれた色違いのペアルック。愛子さまはハイビスカス柄の青いワンピースです。

「サン!シャイン」は、ご一家が着用されていた「かりゆしウェア」の製造・販売を行っている沖縄・那覇市のかりゆしショップ「月桃物語」を取材しました。
「沖縄を思っていただいている」同じ色はすでに完売
両陛下が着用されていた、テッポウユリ柄のかりゆし。お値段は男性用が1万2100円、女性用が9900円です。

陛下が着用されていた「ミント」と、雅子さまが着用されていた「ライラック」という色は、すでに完売。さらに…。

パイプニット株式会社 取締役会長
大坪愼治さん:
愛子さまのものは、数年前の商品なので同じものはありません。

愛子さまが着用されていたワンピースは、3年ほど前に販売されていたモデルで、現在は取り扱っていないといいます。

大坪愼治さん:
前回(2022年両陛下が)沖縄にお越しになられた時から、かりゆしウェアを愛用していただいているのかなと。6月(に訪問された際)の陛下のかりゆしウェアや愛子さまのワンピース、あれも3年前の商品なので。
着用していただいたこと自体がうれしい。やっぱり沖縄をそれだけ思っていただいているということがうれしいですね。

那須でのご静養の際にも「かりゆし」を着用されていたことに、感激したと話す大坪さん。ご一家が何年も大切に着てくださっていることからも、沖縄への思いを感じたといいます。
かりゆしに込められた“思い”
フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員は、今回の「かりゆし」姿には、陛下の“沖縄への思い”が込められているのではないかと話します。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
激しい地上戦が行われた沖縄というのは、向き合い続けなければいけない(場所)、そういった意味で、色々な形で沖縄というものを意識した物というのが、陛下からも発信されていくんだろうなと。

そして、両陛下のかりゆしのユリ柄について、雅子さまは「犬の由莉が亡くなってしまったので、それもあってというわけではないんですけれど…」と、もう一つの思いを話されました。

6月に天国へと旅立ったご一家の愛犬「由莉(ゆり)」。2009年から16年間、家族の一員として一緒に過ごしてきました。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
そのころ(2009年ごろ)といいますと、愛子さまはまだ7歳くらいで、皇后さまは療養生活に入られている時期でした。やはり、その生活の中での由莉の存在というのは、とても大きかった。
ですから、由莉とご一家というのは、本当にいろいろな思い出があるんだろうなというのは、私も感じています。
(「サン!シャイン」 2025年7月25日放送)