夏の高校野球福島大会はいよいよ準決勝。いわき市でベスト4が激突した。第2試合は新進気鋭のチームが躍動した。
準決勝第2試合は創部8年目、初の決勝進出を目指す会津北嶺(あいづほくれい)と2024年夏の大会準優勝の学法石川。
序盤・会津北嶺の猛打が学法石川を襲う。3回、幸先よく4点を先制すると、なおも攻撃の手を緩めず3番・主将の田原。走者一掃のタイムリースリーベース!打線が爆発し、4回までに大量7点のリードを奪う。
劣勢の学法石川。つなぐ打撃で4点を取り返し、迎えた7回。ツーアウト1・3塁で林がタイムリー。これで1点差!
悲願の夏の甲子園へ…9回ウラ学法石川はツーアウト1、2塁のチャンスを作るが、反撃もここまで。死闘を制した会津北嶺。1985年の若松商業以来、会津勢40年ぶりの決勝進出だ。
◇準決勝<会津北嶺 8-7 学法石川>
初の決勝に進出した会津北嶺・五十嵐悠斗主将は「会津勢の気持ちを受け止めて、全力でやっていきたいと思います」と決勝に臨む決意を示した。
夏の甲子園出場を逃した学法石川・大栄利哉主将は「悔しい気持ちはいっぱいなんですけど、本当にやり切れて、悔いはないです」と語った。
決勝戦は25日の午前10時から、ヨークいわきスタジアムで行われる。