鄙びた温泉街、迷路のような路地、静かにたたずむ木造駅舎…。
一度も来たことはないのに、なぜか懐かしく心惹かれる。
そんな、郷愁溢れる風景を求めて旅する「一人旅研究会」こと栗原悠人さん。
栗原さんが全国各地でカメラに収めた心揺さぶるシーンをお届けする。
写真・文=栗原悠人
全国に8万以上あると言われる神社。宗教法人になっていないものも含めれば14~15万もあるとも言われる。
一生かけても訪れきれないほど多くある神社には、多種多様な姿があり、豪華絢爛な装飾が施された神社もあれば、山奥にひっそりと佇む小さな神社もある。
海の町、田園地帯、高層ビル群の合間、秘境と呼ばれる山奥…様々な所にあるので、見飽きることがない。
中には、思わず息をのんでしまう絶景を望める神社や、「えっ?この鳥居どうなってるの?!」と不思議に思うような鳥居を持つ神社も。
今回は、そんな絶景鳥居と変わり種の鳥居をまとめて紹介したい。
北海道・東日本
■金華神社(北海道)

石北本線金華駅跡近くに佇む神社。駅周辺の人口が急減し、駅も廃止され、鳥居は徐々に自然に還りつつあった。
■岩木山神社(青森県)

天空に佇むかのような絶景鳥居。日本百名山の一座、岩木山の山頂にあり、雲をも見下ろす位置にある。
■銀杏と祠(千葉県)

いすみ鉄道の線路沿いにある祠と鳥居。それらを見守るように立つ銀杏の木との組合せが可愛らしい。