山陰地方で唯一国際定期路線がある米子空港で、6月の搭乗率は、香港便が過去最低の約40%に落ち込んだほか台湾便も約70%にとどまりました。
いわゆる「災害予言」が影響したとみられています。
鳥取県がまとめた6月の利用状況によると、週3往復している香港便の利用者は1972人で、搭乗率は前の月よりも3ポイント下がって40.3%と、2024年10月の運航再開以降、最低となりました。
また、5月下旬から週2往復で運航を始めた台湾便の利用者は2271人で、搭乗率は70.5%でした。
鳥取県では、香港・台湾両便とも7月に日本で災害が起きるといういわゆる「災害予言」による旅行控えが影響したとみています。
なお香港便を運航するグレーターベイ航空は、今後の需要回復が見込めないとして、9月からの運休を決めています。
一方、週5往復のソウル便は、6865人の利用者で搭乗率が79.5%と、80%を2か月ぶりに下回ったものの、依然安定した利用水準を維持しています。