とどまることを知らない猛暑…16日は米子で36.6℃を記録!今シーズン最高を更新しました。危険な暑さは今後も続く見込みです。

米子市は朝から真夏の暑さに見舞われました。

田中祐一朗記者:
正午過ぎの米子市です。ジリジリと刺すような日差しが降り注いでいて、手元の温度計では38.4℃を示しています。

最高気温は、36.6℃とこの夏一番の暑さに。このほか鳥取で35.9℃、松江で35.0℃など猛暑日を記録。
平年ならようやく梅雨明けを迎える頃ですが、2025年はすでに連日、真夏並みの暑さです。

市民:
「この前はまだ雨で、多少ぬるくなっていたが、きょうは乾燥した暑さでやってられない」
「きょうはもう倒れそうなくらい暑い」

一方、鳥取砂丘では、16日も強烈な日差しが照りつけました。
多治見市など全国有数の猛暑スポットがある岐阜県からの観光客も…。

観光客(岐阜から)
「すごく暑いですね…鳥取県」
Q何が一番欲しい?
「水分ですね…」

砂丘散策には酷な暑さです…。

観光客:
「クールダウンできる施設に行ってお休みさせてください。疲れました」

鳥取砂丘レンジャーによると、正午ごろには熱中症とみられる体調不良を訴えた人もいたということで、砂丘の入口付近に旗を出し、熱中症への最高レベルの警戒を促していました。

その熱中症、専門家に効果的な対策を聞きました。

木村あおぞらクリニック・木村隆誉院長:
「蓄積型」の場合は、本人が気付かない間に疲れや少しの脱水が積み重なって発症していくので、本人も周りも気付きづらい。放っておくと症状が進行していくので、すごく問題。

米子市のクリニックの院長で、元救命救急医の木村医師が指摘するのは「蓄積型熱中症」。その名の通り、疲れや水分不足が「蓄積」した結果発症する熱中症で、特に高齢者や幼児の場合、自覚症状がない、あるいは症状を周りの人に訴えられないことがあり、ケアが重要です。
適切な手当てを受けないまま重症化するケースも多いといいます。

木村あおぞらクリニック・木村隆誉院長:
自分がそういうことにかかるかもしれないということを意識すること、喉が乾いた時には既に脱水が起きているので、水分と塩分をしっかり摂って、夜は風呂に入って汗をかくことをしていただくと、体温調節機能が元に戻るので大事だと思う。

入浴すること、睡眠、栄養をしっかりとること、そして高齢者や幼児には、家族など周囲の人が見守り、声をかけることが熱中症の予防につながります。

山陰地方では、17日と18日は天気が崩れるものの30℃を超え蒸し暑くなり、また19日以降は35℃を超える猛暑が続くと予想されています。
まだ7月半ば…猛暑に対処する期間も例年以上に長くなりそうです。

TSKさんいん中央テレビ
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