高浜町の旅館が手掛けた珍味「フグの卵巣の酒粕漬け」が、優れた加工品の証「料理マスターズブランド」に県内で初めて認定されました。
認定されたのは、高浜町の料理旅館「五作荘」が手がけるフグの卵巣の酒粕漬けです。天然フグの卵巣を2年間塩漬けして毒を抜き、さらに1年間酒粕に漬けたものです。
一流料理人が優れた加工食品を評価するコンテストで、廃棄される卵巣の活用と食文化の継承などが評価されました。
五作荘の今井悠介さんは「色んなシェフの人に認めてもらい大変うれしい。曾祖父の代から伝わるフグの卵巣の酒粕漬けは、熱々のご飯にかけてもとてもおいしい。より多くの人に知って味わってほしい」と喜びを語りました。
今後はふるさと納税の返礼品などで、全国への販路拡大を目指すということです。