岡山県鏡野町にあるグループホームを運営する特定非営利活動法人「ラヴィラント」が岡山地方裁判所津山支部から破産開始決定を受けたことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。

東京商工リサーチ岡山支店の発表によりますと「ラヴィラント」は2012年設立のグループホームを運営する特定非営利活動法人です。

認知症対応型共同生活介護を目的に鏡野町内でグループホーム「バオバブの木」を運営し、2015年3月期には売上高7248万円を計上していました。

2015年3月には鏡野町内にグループホーム「ねむの木」を開所しましたが、入所申し込みがなかったほか、職員の採用も見通しが立たず、休止していたということです。

採算は厳しく、2016年3月期以降は赤字が続いていて、新型コロナの影響を受けたほか、利用者の減少と新規申し込みがなく、空室が目立つようになっていたということです。

2024年3月期には売上高は3422万円まで落ち込み、債務超過も拡大、2025年1月末で「バオバブの木」も閉鎖されていました。

負債総額は約1億1000万円とみられています。

岡山放送
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