東京都赤十字血液センターで冷凍庫の電源が落ちるトラブルが起き、血液製剤約1万3700本が輸血用として使えなくなっていたことが分かりました。
関係者によりますと、東京・江東区にある東京都赤十字血液センターの出張所で2025年5月、冷凍庫の電源が落ちるトラブルが起き、献血で集めた血液から作られる血液製剤FFPが一時的に基準温度を上回る状態で保管されていて、約1万3700本が輸血用に使えなくなったということです。
2024年の工事で、誤った端子台が設置されていたことが原因とみられています。
センターは、FFPを保管温度が高い別の血液製剤の原料に転用するとしています。