今週末は参議院選挙の投票日。
史上初の3連休中日とあって、投票率の低下が心配されます。
その対策として行われているのが、投票でお得なサービスが受けられる「センキョ割」。
投票すると渡される投票済証明書などを持って対象の店に行けば、割引やサービスを受けられます。
東京・世田谷区にあるホットドッグ店では、出血大サービスを行っています。
投票済証と交換で、名物のクラシックホットドッグが1本無料になるのです。
SUNNY HOPオーナー・中山航平さん:
政治を体験する一歩を「ホットドッグを無料で食べられるなら行ってみようか」と、そのハードルを下げられるかなと。投票率が上がれば上がるほど僕らは赤字が増える。でも気にしない。それぐらいの気持ちで、社会を変えてほしい。
「難しいと感じがちな政治の一歩を手軽に感じてほしい」。
この店は、2024年の衆院選からセンキョ割に参加。
県外の利用者も訪れるなど反響が大きいといいます。
センキョ割は飲食店だけでなく、さまざまな業種で行われるようになっています。
東京・下北沢の商店街にある文具店では、世田谷区全体の投票率で割引率が変動。
投票日までは1割引き、投票日翌日からは50%未満だと1割引き、65%以上となれば3割引きになります。
2012年から始まったセンキョ割も、今では約2500店舗まで拡大しました。
一方、青森県の選挙管理委員会は、これまでとは違ったアプローチで投票を呼びかけています。
それが、オリジナルのイメージソング作成。
タイトルは「私の選択」、作詞・作曲は何と生成AIです。
青森県選挙管理委員会事務局・平尾悠樹事務局長:
若者の投票率は全国的に低いが、特に青森県が全国平均と比べても5ポイント程度低い。どうしても若者向けに何か啓発を、新しいことをしたいという思いがあった。
課題だという若者の投票率。
選管によると、2024年の衆院選で青森県の10代の投票率は34.46%、20代は27.45%。
そんな県内の若者に投票してもらおうと作られたのが、今回のイメージソングです。
県内の高校の校内放送や県庁などで絶賛放送中。
青森県選挙管理委員会事務局・平尾事務局長:
自分の選択で未来をつくっていく。その第一歩が選挙であるということを皆さんに認識していただきたい思い。
史上初の3連休、中日の投票日。
果たして投票率は?