大分県中津市に住む30代の女性が警察官をかたったオレオレ詐欺で約200万円をだまし取られる被害にあったことが分かりました。
警察によりますと7月10日、女性の携帯電話に「+(プラス)」から始まる電話番号から電話があり、山口県警察の警察官を名乗る男から「事件の犯人を逮捕したら、あなたの口座がマネーロンダリングに使われていた、あなたも逮捕される。関与していないなら、開示請求が必要で開示請求には100万円かかる。銀行口座と暗号資産取引所の口座開設が必要」などと言われました。
女性は銀行口座と暗号資産取引所のアカウントを開設した後、その男の指示に従い暗号資産を購入して、その男から指定されたアドレスに送金しました。
翌日、女性はその男から「前日の開示請求費用は、金融庁への支払いが間に合わなかった。金額が変動し、さらに100万円必要」などと言われ暗号資産を購入の上、その男の指示に従って指定されたアドレスに送金し、合計約200万円分の暗号資産をだまし取られたということです。
警察は「警察が電話で金の振り込みを要求することはない。電話で金を要求されたら、詐欺を疑って」と注意を呼び掛けています。