観測史上、最も早く発表された梅雨明け。
本格的な夏が例年より早く到来したことで、いま野菜農家は深刻な問題に直面している。
大分県国東市のナス農家では例年より早く作物が日焼けする被害が出ていて、この状況が長引くことを心配している。

野菜の「日焼け」が深刻
国東市安岐町にある小玉農園で7月11日収穫されたナス。表面が赤くなっているがこれが野菜の「日焼け」。
連日の強い日差しによって実の表面が焼けて固くなってしまった。
小玉農園の小玉篤史さんは「現状で1割満たないくらいだが、日焼けがかなり多くなってくる」と話す。

2025年は梅雨が短かったことで例年より早く被害が…
日焼けの被害は毎年確認されているのだが、2025年は梅雨が短く連日猛暑が続いていて、例年より早く被害が出たという。
ーー小玉農園 小玉篤史さん
「これから先、温暖化でどんどん(気温が)上昇していく中で農家も高温対策、野菜、人、何らかの対策をしていかないと厳しいと思う」

野菜高騰に繋がる可能性
取材を受けてくれた小玉さんは今後、日焼けしたナスが増えて出荷量が減れば、野菜の高騰に繋がる可能性もあると話していた。
