7月20日投開票の参議院選挙について、岩手めんこいテレビでは7月12日に、1議席を4人が争う岩手選挙区の有権者を対象に世論調査を行いました。
岩手めんこいテレビでは7月12日に、県内の有権者の固定電話に無作為にかける方法で調査を実施し、2025人から回答をいただきました。
回答をいただいた皆さんの性別は、男性が53.7%・女性が46.3%、年代は18歳から90代までで60代以上の割合が高くなっています。(60代23.2%・70代42.1%)
はじめに「投票に行くか」を聞きしました。
すでに「期日投票前に行った」という人が21.2%、期日前投票を含め今後「行く」予定と答えた人があわせて74.5%で、関心の高さがうかがえます。
続いて普段支持している政党について聞きました。
多い順に立憲民主党が32.8%、自民党が29.9%、共産党が6.2%、岩手選挙区にも候補を擁立する参政党は3.1%、支持政党なしは10.6%でした。
続いて、投票する際に最も重視する政策を聞きました。
結果は物価高・経済対策が43.0%、年金・医療・介護が29.2%、外交・安全保障が8.6%、子育て・少子化対策が4.4%などとなっています。
また、物価高対策として各党が主張している「現金給付」と「消費税減税」についてどちらがより望ましいと思うかも聞きました。
結果は「現金給付」が30.4%、「消費税減税」が58.7%となりました。
それでは岩手選挙区の情勢についてみていきます。
4人が立候補していますが、立憲民主党の現職・横澤高徳氏が優位に立っていて、自民党の元議員・平野達男氏が追う展開となっています。
参政党の新人・及川泰輔氏とNHK党の新人・吉田博信氏は懸命に支持の浸透を図っています。
各候補について詳しくみていきます。
立憲の横澤氏は立憲支持層の9割・共産支持層の7割を固めているという結果になっています。
自民の平野氏は自民支持層の7割・公明支持層の8割が投票先としています。
参政の及川氏は参政党支持層の8割を固めています。
NHK党の吉田氏は独自の戦いを続けています。
調査では12.3%の人が投票先を決めていないと回答していて、情勢は変わる可能性があります。
一方、県選挙管理委員会によりますと、13日時点で県内では約9万人が期日前投票を済ませたということです。
率にすると9.01%で、3年前の参院選の同じ時期を1.73ポイント上回っています。