参議院選挙の17日間の選挙戦も後半に入り7月13日は最後の日曜“ラストサンデー”でした。長丁場の選挙戦で戦略に変化も出ています。
国民民主党・榛葉賀津也さんの遊説カー。ただ、仲間の応援のため全国を飛び回る党の幹事長なだけに、最後の日曜日もその姿は静岡にありません。
このため榛葉さんは7月10日、浜松市の中心部で一足早い“ラストサンデー”を実施。
国民民主党・現職 榛葉賀津也 候補(58):
集めた税金を使う側ではなくて、働いて税金を払っている立場の政治を実現する。多くの同志と、この夏を日本の政治を変える夏にしたい
国民の手取りを増やしたい。減税によって経済を豊かにしたい。これまでと同様、ブレずにストレートに大勢の聴衆へ訴えました。
国民民主党・現職 榛葉賀津也 候補((58):
本当だったら17日間ベタで(県内に)入りたいが、叶わないので一瞬一瞬しっかりと気を張って、エネルギーを送ってがんばっていきたい
参政党・新人 松下友樹 候補(41):
金儲けをしないと病院がつぶれるという前提が日本にあるので、これを変えないと絶対に医療費を抑えられないし世の中を変えられない、それは間違いないと思う
参政党の松下友樹さん。
7月13日は静岡市の繁華街で行った街頭演説の合間を縫って座談会形式の演説会を開き、医療制度改革について医師として立場から熱い思いを語りました。
日々、手ごたえを感じているという松下さんですが、当選するためにはまだまだ運動量が足りないのが本音で選挙戦後半は地元の西部地域から離れた東部地域での活動も厚くし、さらなる支持の拡大を訴えていく戦略です。
参政党・新人 松下友樹 候補(41):
体力的には全く問題ないしまだまだ支持を伸ばさないといけないので、引き続き時間をフルに使って1票でも多くとれるように頑張る
共産党・新人 鈴木千佳 候補(54):
裏金問題の事実がわかっても反省もしない、誰も責任を取らない、全く無反省な自公政治。昨年の総選挙に引き続いて、厳しい審判を下していくチャンスの選挙になっている
共産党の鈴木千佳さん。
ここまで街頭演説を重ねる中で、権者から聞こえてくるのはやはり物価高に苦しむ声。
共産党・新人 鈴木千佳 候補(54):
大企業への行き過ぎた減税を正して消費税の減税の財源に充てていく。このことを提案しています
だからこそ、選挙戦序盤からブレることなく将来的な消費税廃止を目指しながらも
まずは一律5%にと訴え、その上で自公政権の打倒を呼びかけています。
共産党・新人 鈴木千佳 候補(54):
どうやって生活をよくするのかといえば、それは外国人の問題ではなくて、自公政治を元から正していくという、そこが大事だということを訴えたい
自民党・現職 牧野京夫 候補(66):
選挙戦も今日で11日目 県内を遊説して来た
自民党の牧野京夫さん。
今回の選挙戦でも県内すべての地域支部の力を借りながら、各地をくまなく回って街頭演説をするという伝統の戦術を採用。
自民党・現職 牧野京夫 候補(66):
今まで当たり前だと思っていたことをやっぱりもう一度考え直して、殻をやぶっていかなければいけない。それがこれからの自民党には必要
ただ、その発言内容は単に伝統を重んじるだけではなく、これまでの常識を疑うべきと自らに言い聞かせるように変化が見られます。
自民党・現職 牧野京夫 候補(66):
まだ行っていない県内の地域へこれから行って、それぞれの地域の課題を聞いたり、地域振興に関する色々な政策 そうしたものを地域ごとに話をしていきたい
諸派・新人 山口香苗 候補(46):
産むことや育てることが喜びや誇りであるような社会にしたい
7月13日は東海道線を乗り継ぎ県内9か所へ。
支援者が集まりやすい週末ということもあって演説のライブ配信などに取り組みました。
諸派・新人 山口香苗 候補(46)
みんなが誰かに命懸けで産んでもらって、命懸けでここまで育ってきているのでそれに気付いて欲しい。この国は本当に素晴らしい国です。みんなで変えられると思う
一方、無所属・新人 村上猛 候補(74)と諸派・新人 福原志瑠美 候補(42)は7月13日 主だった選挙活動を行っていません。