13日までの参院選の期日前投票者数が発表されました。

前回3年前の参院選と比べて、約1.2倍に増えていることが分かりました。

長崎県選挙管理委員会によりますと13日までに投票を済ませた人の数は9万5098人で、期日前の投票率が過去最高だった前回3年前の参院選の同じ時期と比べ、約1.2倍に増えています。

投票率は8.82%で、前回より1.88ポイント上がっています。
(前回7万7228人 +1万7870)

増えている理由について、県選管は、投票日が3連休の中日に当たっていることなどを挙げています。

期日前投票所は県内178カ所に設けられ、一部を除いて投開票日前日の19日までできます。

参議院議員選挙について、FNNではこの週末、世論調査を実施しました。

長崎選挙区では自民の現職を国民の新人が追う展開となっています。

立候補しているのは6人です。(届け出順)

共産党の新人・筒井涼介さん(31)、自民党の現職・古賀友一郎さん(57)、参政党の新人・黒石隆太さん(33)、諸派(日本誠真会)の新人・高谷喜久雄さん(63)、国民民主党の新人・深堀浩さん(59)、諸派(NHK党)の新人・神谷幸太郎 さん(49)。

調査は13日までの2日間、電話で選挙区と比例代表の投票先などを質問し、長崎の有権者約500人から回答を得ました。

まずは長崎選挙区の投票先についてです。

3期目を目指す自民党の現職・古賀さんは、自民党支持層の7割、推薦を受ける公明党支持層の8割以上の支持を固めて先行しています。

これを追うのが、国民民主党の深堀さんです。

国民民主党と社民党支持層の8割以上を固め、無党派層の6割近くにも浸透している一方、「七団体懇話会」として支援を表明している立憲民主党の支持層からは半数に届いていません。

参政党の黒石さんは、参政党支持層の9割近くをまとめたほか、他の野党を支持する層の一部も取り込み、支持を広げています。

共産党の筒井さんは共産党支持層の約半数をまとめていますが、広がりを欠いています。 

政治団体「NHK党」の神谷さんと政治団体「日本誠真会」の高谷さんは浸透していません。

ただ、約1割の有権者が「まだ決めていない」「わからない」と回答していて、今後、情勢が変化する可能性があります。

また、投票先を選ぶときに最も重視する政策については、物価高を含む経済対策への関心が最も高く、次いで年金などの社会保障、アメリカとの関税交渉を含む外交・安全保障となっています。

参院選の投票は7月20日、即日開票されます。

テレビ長崎
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