今月20日投開票の参議院議員選挙まで1週間、FNNはこの週末調査を行い、選挙戦中盤の情勢を探りました。

富山選挙区は、国民民主党の庭田候補と自民党の堂故候補が激しく競り合っています。

参院選富山選挙区には、届出順に参政党新人の田保智世候補(59)、国民民主党新人の庭田幸恵候補(57)、NHK党・新人の佐藤明候補(50)自民党現職の堂故茂候補(72)、共産党新人の坂本洋史候補(54)の5人が立候補しています。

調査は12日と13日、固定電話と携帯電話に電話する方法で行い、富山県内の有権者514人から有効回答を得ました。

政治担当の前田記者とお伝えします。

参院選の情勢について、先週のこの時間は、堂故候補がリードし、庭田候補が追う展開とお伝えしましたが、庭田候補が追い上げ「大接戦」となっています。

そしてこの2人を参政党の田保候補が追い、共産党の坂本候補は苦戦し、NHK党の佐藤候補は厳しい情勢です。

今回の調査結果を支持政党別に見てみます。

自民党支持層は公認の堂故候補が7割弱を押さえていますが、2割が庭田候補に流れています。

公明党支持層は、9割弱を推薦する堂故候補が固めています。

野党第一党の立憲民主党支持層は、事実上の推薦候補と位置づける庭田候補が半数を押さえ、次いで田保候補、堂故候補の順です。

国民民主党支持層は、公認の庭田候補が8割弱を固めています。

共産党支持層は庭田候補と公認の坂本候補が4割で拮抗しています。

参政党支持層は、公認の田保候補が9割弱を固めています。

最後に、支持する政党はないと答えたいわゆる無党派層ですが、最も浸透しているのが庭田候補、次いで田保候補、堂故候補の順で、1割あまりがまだ投票先を決めていないとしています。

今回の調査結果を支持政党別に見てみます。

自民党支持層は公認の堂故候補が7割弱を押さえていますが、2割が庭田候補に流れています。

公明党支持層は、9割弱を推薦する堂故候補が固めています。

野党第一党の立憲民主党支持層は、事実上の推薦候補と位置づける庭田候補が半数を押さえ、次いで田保候補、堂故候補の順です。

国民民主党支持層は、公認の庭田候補が8割弱を固めています。

共産党支持層は庭田候補と公認の坂本候補が4割で拮抗しています。

参政党支持層は、公認の田保候補が9割弱を固めています。

最後に、支持する政党はないと答えたいわゆる無党派層ですが、最も浸透しているのが庭田候補、次いで田保候補、堂故候補の順で、1割あまりがまだ投票先を決めていないとしています。

年代別に見てみるとどうでしょうか。

これまでの調査では自民党の堂故候補が60代以上から支持を集め、庭田候補や田保候補は若い世代に浸透している状況でしたが、今回の調査でも同じ傾向がみられました。

18歳から30代までは、庭田候補が半数近い支持を集め、次いで田保候補支持が3割となっています。

40代から50代も庭田候補が最も多いですが、田保候補と堂故候補が2割で並んでいます。

一転、60代以上では、堂故候補が半数の支持を集め、庭田候補が2割と続いています。

こうした傾向は、選挙結果にどう影響するとみていますか。

一般に、選挙は50代から70代の投票率が高い傾向にあります。

これは、前回、3年前の参院選の投票率を年代別に見たものです。

全体の投票率が51.37%だったのに対し最も投票率が低かったのが20代前半の28.66%そして年代が上がるごとに投票率が高くなって、最も高かったのは60代後半の66.41%でした。

こうした投票の傾向と、今回の情勢調査の結果を組み合わせて考えると、投票率が低ければ、60代以上から支持を集めている堂故候補が有利に、そして若い世代が投票し、投票率が上がれば、新人の候補が有利になるとみられます。

陣営は投票率をどう分析していますか。

参政党の田保陣営は、投票率70~80%を目標に掲げ、選挙戦に臨んでいます。

国民民主党の庭田陣営は、期待する投票率を55%とし、終盤にかけ街頭演説に力を入れ、無党派層を取り込みたいとしています。

自民党の堂故陣営は、投票率を50%台前半と予想し、組織固めを図りながら票を上積みしたい考えです。

共産党の坂本陣営は、3年前の51.37%を上回ることを期待するとし、自民への批判票を取り込みたいとしています。

今回の調査では、一定数が投票先をまだ決めていないと答えていて、情勢は流動的です。

選挙戦は14日を含めて残り6日。各陣営が残りの戦いをどう展開するか注目です。

富山テレビ
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