薬価切り下げで医薬品メーカーが苦境に立つなか、富山県の新田知事は福岡資麿厚生労働大臣に国としての対応を求める要望書を手渡しました。
要望は富山市内で行われ、新田知事から福岡厚生労働大臣に持続可能な医療や介護の提供体制の確保や賃上げへの支援を求めて要望書を手渡しました。
要望では医薬品産業が盛んな富山では薬価がどんどん切り下げられることで、特に後発医薬品メーカーが大変苦境にあると新田知事が伝えると、福岡大臣は基金を設置してメーカーが採算割れしないよう効率よく生産する体制づくりに活用したいと話したということです。
また、県からは全国的に公的病院が大変厳しい経営状況にあるとして、診療報酬を次の改定でしっかりと対応してほしいと要望したのに対し、福岡大臣は賃上げや物価高なども考慮して対応したいと述べました。