宮城県塩釜市に住む看護師の女性が、マッチングアプリで知り合った人物から投資話を持ちかけられ、あわせて約3000万円をだまし取られました。
被害にあったのは、塩釜市の看護師の女性です。
警察によりますと、女性は6月23日、マッチングアプリで「40代の男性」を名乗る人物と知り合い、SNSを通じて投資話を持ちかけられました。
その後、指示された投資用アプリをインストールすると、「サポートセンター」を名乗る別の人物からもメッセージで連絡がありました。
女性はその指示に従い、6月29日から7月13日までの間に計8回、投資や所得税の名目で約3000万円を指定された口座に振り込んだということです。
当初、女性の口座には実際に投資による「利益」が振り込まれ、それを信じた女性は次々と資金を振り込んでいきました。
しかし利益を再び引き出そうとした際、「所得税分」の支払いを求められ、女性はさらに70万円を送金。その後も追加の支払いを繰り返し求められたことから、不審に思った女性が警察に相談し、詐欺被害が明らかになりました。
警察はSNSを通じて恋愛感情や信頼関係を築いたうえで金銭をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」として捜査しています。
宮城県内では今年に入ってから、同様の手口による被害が49件報告されており、被害総額は6月末時点で3億8472万円に上っています。