住民も参加して大規模な訓練です。
駅の利用者を無差別に狙ったテロへの対応訓練が14日、鳥取県八頭町で行われました。
駅員:
何しとるだ!!
八頭町のJR郡家駅で行われた「テロ」への対応訓練です。
訓練は待合室で複数の人が無差別に刺され、10人がけがをしたという想定で行われました。
警察に確保される犯人:
離せ~
訓練では警察が犯人を確保したあと、居合わせた利用客やJRの職員が消防に通報し、けがをした人の応急処置にあたりました。
そして、消防がけがの程度によって治療の優先度を決める「トリアージ」を実施、搬送など必要な処置をとっていきました。
JR郡家駅では4年前から警察や消防、それに一般の町民も参加して訓練を実施、今年はあわせて約80人が参加しました。
町民:
スマホで撮ったりとかせずに、身を守って逃げないといけない思った。
慌てないということがすごく大事だと感じた。
JR郡家駅 吉本秀喜駅長:
いざ何かあったとき、住民の方があの時こうだった、私はこうしたらいいというふうな考えをお持ちになっていただけたら幸い。
郡家警察署生活安全係 波田貴幸警部補:
まず自身の身を守ることが一番大事。
テーブルを盾にするとか椅子を使ってガードする、自身でもできる身を守るすべを日ごろから考えていただきたい。
関係者は今後もこうした訓練を重ねて、住民の意識も高め、万一の事態に備えたいとしています。