7月5日に開幕した、第107回全国高校野球選手権長野大会。12日、13日に3回戦が行われ、ベスト16が出揃った。42年ぶりの夏の甲子園を目指した第1シード・長野商業が姿を消す一方、長野日大、上田西など強豪私学は順当に勝ち進んだ。
【Aブロック】
今春の県王者で、北信越大会準優勝の第1シード・長野商業は昨秋の県大会を制した松本第一に序盤からリードを奪われ敗退。42年ぶりの夏の甲子園を目指したが、3回戦で姿を消した。
3年ぶりの優勝を狙う佐久長聖は集中打で諏訪実業を下した。

長野商業3-6松本第一
佐久長聖14-0諏訪実業
【Bブロック】
前回準優勝の第8シード・長野俊英は中盤にビッグイニングが生まれ高遠にコールド勝ち。
伊那北はサヨナラ勝ちで上田染谷丘との公立校対決を制した。

上田染谷丘8-9伊那北
高遠1-10長野俊英
【Cブロック】
長野西が初戦でシード校を破り波に乗る2019年優勝校の飯山にコールド勝ち。
2019年準優勝の伊那弥生ヶ丘は終盤の集中打で上田東を突き放した。

飯山1-10長野西
伊那弥生ヶ丘8-3上田東
【Dブロック】
第4シード・上田西がコールド勝ち。2年ぶりの甲子園へ向けベスト16に駒を進めた。
投打がかみ合った諏訪清陵は松本蟻ケ崎をコールドで下した。

諏訪清陵12-1松本蟻ケ崎
大町岳陽1-8上田西
【Eブロック】
第3シード・東京都市大学塩尻は昨秋県ベスト8の長野に6点を先行される苦しい展開も8回に追いつき、延長タイブレークにもつれ込む熱戦を制した。
2021年以来の甲子園を狙う松商学園はノーシードからベスト16に進出。

東京都市大学塩尻7-6長野
松商学園7-1中野西
【Fブロック】
連覇が懸かる第6シード・長野日大は、逆転で飯田にコールド勝ち。
2003年優勝の長野工業はエースが好投を見せ、昨夏ベスト4の小諸商業を下した。

長野工業3-1小諸商業
飯田4-11長野日本大学
【Gブロック】
29年ぶりの優勝を目指す第7シード・東海大諏訪が投打に安定感を見せコールド勝ち。
長野東をコールドで下した屋代は初戦から3試合連続の二けた得点と打線が好調。

東海大学付属諏訪12-1中信連合(田川・梓川・明科・穂高商・池田工・蘇南)
長野東1-10屋代
【Hブロック】
昨秋、今春の県大会準優勝の第2シード・松本国際は投手3人が完封リレー。
岩村田は実力校・松本美須々ケ丘を9回に突き放した。

松本美須々ケ丘5-8岩村田
駒ケ根工業0-5松本国際
大会は16日に4回戦8試合が行われ、ベスト8が出そろう予定。
予定通り日程が消化されれば、決勝戦は26日にセキスイハイム松本スタジアムで行われる。
(長野放送)