人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの原画やスケッチの複製などを集めた展覧会が、12日から秋田市で開かれています。
ヨシタケシンスケさんは、リンゴを題材にした絵本で2013年にデビューした絵本作家で、日常の一場面をユーモアあふれる表現で描いた作品が人気を集めています。
ヨシタケシンスケさんの作品の世界を紹介する展覧会が、12日から秋田市で開かれています。会場には、ヨシタケさんが手がけたスケッチの複製約2500点などが展示されています。
また、口うるさい大人の口にリンゴを投げ入れて黙らせる体験型の展示も行われていて、訪れた親子連れなどがヨシタケさんの遊び心あふれる作品の世界を楽しんでいました。
ヨシタケシンスケさんは「大人になって分かったことを子どもの頃の自分に教えてあげたいという思いで絵本を描いている。昔の自分みたいな、怖がりで恥ずかしがり屋で不安が強くて、でも何か世の中に興味があってというような弱気な子にも楽しんでもらいたい。いわゆる絵だけが飾ってあるわけではなくて、遊べたり絵本の世界を体験できたりなどいろいろな仕掛けがあるので、いろいろな人が来ても楽しんでもらえる会場になっている」と思いを語りました。
展覧会は9月7日(日)まで秋田市の県立博物館で開かれています。