秋田県鹿角市の伝統野菜「松館しぼり大根」の栽培方法を学ぶ特別授業が14日行われ、地元の児童が種まきに挑戦しました。
松館しぼり大根は、鹿角市八幡平松館地区の伝統野菜で、国が地域の特産品として保護する地理的表示保護制度(GI)に登録されています。
鹿角市の八幡平小学校と柴平小学校では、子どもたちに地元の農産物の魅力を知ってもらおうと毎年、松館しぼり大根の栽培に取り組んでいます。
14日はそれぞれの学校の3年生の児童計44人が参加し、種まきを体験しました。
生産農家から「あまり離しすぎて植えると端っこにしぼり大根が育ってしまい、畝から出てしまうので、なるべく真ん中に寄せるように種を置いてください」と説明を受けると、児童たちは早速畑に種をまき、丁寧に土を被せていました。
参加した児童は「みんなと協力できてよかった。元気に立派に育ってほしい」と話していました。
松館しぼり大根農家・山崎大幹さん:
「この体験を通じて伝統野菜を知ってもらい、広めてもらいたい。将来的にしぼり大根の担い手になっていってもらいたい」
児童たちが育てた大根は11月上旬に収穫される予定です。