秋田県内の最低賃金を話し合う審議会の2025年度最初の会合が14日、秋田市で開かれ、全国最下位からの脱却を目指し、労働者と使用者それぞれの代表による話し合いがスタートしました。
県内の最低賃金は、2024年10月に前年より54円引き上げられ、951円となっています。過去最大の上げ幅だった一方、全国では最も低く、一番高い東京都の1163円と比べると212円の差があります。
県内の最低賃金の改定について調査と審議を行う「秋田地方最低賃金審議会」の2025年度初めての会合が14日に秋田市で開かれ、審議の方針や今後の日程が確認されました。
2025年度は「2020年代に最低賃金の全国平均1500円を達成するため、官民で最大限の取り組みを行う」とする政府の方針を踏まえて審議が進められます。
また、参院選が行われる関係で、引き上げ額の目安を決める国の諮問機関の日程が例年より遅れていることから、改定後の最低賃金の適用は最速でも10月16日となる見込みです。