県内ではこれまでに、熱中症で2024年の約2倍の265人が病院に運ばれている。今後も連日30℃を超える日が続く見通しであることから、県が熱中症への注意を呼びかけている。
県のまとめによると、2025年5月1日~7月6日までの約2カ月間に、県内で熱中症で病院に運ばれた人は265人に上り、2024年の同じ時期と比べ1.9倍に増加している。
熱中症で病院に運ばれた265人のうち65歳以上の高齢者が170人と、全体の7割近くを占めている。
<熱中症が発生した場所>
住宅内 111人
屋外 35人
道路 33人
暑い日が続いた7月最初の1週間に78人が病院に運ばれた。
今後も連日30℃を超える日が続く見通しであることから、県は引き続きこまめな水分・塩分の補給や、屋外では日傘や帽子で直射日光を避けること、屋内ではエアコンを使うなど、熱中症対策を呼びかけている。