福井市は4日、結核を発症した市内の男性が、他の人に感染させる可能性がある期間に不特定多数の人が訪れる温浴施設を利用していたため、接触者を特定できていないと発表しました。市は同期間に施設を利用した人を対象に、状況を確認したうえで、必要に応じて検査を実施するとしています。
  
市保健所によりますと、男性は4月から6月21日までの毎週土曜日、午後4時から午後5時頃にかけて、福井市にある東山健康運動公園を訪れ、男湯や男湯サウナ、脱衣所を利用していたということです。同期間に施設を利用した人については、必要に応じて感染の有無を調べる検査を実施しています。
 
結核の初期症状はせきやたん、発熱など風邪のような症状ですが、接触した全員が感染するわけではなく、感染しても免疫があれば発症には至らないということです。
   
また、現時点で同施設を利用しても、今回の結核が感染することはないということです。

福井テレビ
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