学生たちに将来の進路を選ぶ際の参考にしてもらおうと、福井県内のIT企業のトップが4日、福井大学で講演し起業の魅力などを話しました。
この講演会は、大学生に就職以外にも起業という選択肢があることを知ってもらい県内の定住につなげようと県が企画したものです。
4日は福井大学の学生約200人を前に、福井市のIT企業オールコネクトを経営する岩井宏太さんが講演しました。
福井工業大学を卒業後すぐに会社を起こした岩井さんは、2005年に起業した当初は家庭を戸別訪問してインターネットサービスの契約を販売していましたが、記録的な豪雪を機にWEB販売へ切り替えたところ、契約数が一気に増えたエピソードなどを紹介しました。
岩井さんはこうした自らの経験から、ピンチを乗り切り頑張った分だけ自分に結果が返ってくることが起業することの魅力だと伝えました。
県は、起業家の講演会を年度内に県立大や福井工大など会場を替えて8回開くことにしています。