小泉農林水産相は4日、日本酒や焼酎、味噌、菓子などの加工用向けに備蓄米を放出すると明らかにしました。
現在、小売業者や町のコメ店などに向けて申請を受け付けている枠で、申請が上限に達していない分を加工用米に充てる考えです。
主食用米の価格高騰で、2025年産は加工用を減らして主食用の生産に切り替える動きが出ています。
関係者からは原料の加工用米を十分に確保できないのではと、不安の声が上がっていました。
加工用米の作付け面積の情報を整理した上で、8月にも売り渡しを始めたいとしています。
小泉農相は「今の現状からすれば、それなりの量が現場から求められている」と述べました。