IAEA=国際原子力機関は、ウクライナのザポリージャ原子力発電所ですべての外部電源が失われたと発表しました。
発表によりますと、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所では、発電所に電力を供給する外部電源がすべて失われ、現在は非常用の発電機を使用しているということです。
IAEAによりますと、外部電源をすべて喪失するのは、2022年のウクライナ侵攻開始以来9回目で、2023年後半以降初めてだということです。
IAEAのグロッシ事務局長は「極めて深刻な状況だ」と訴えています。
外部電源が失われた理由は明らかにされていませんが、周辺では無人機による攻撃が頻発していて、原子力事故の危険性が指摘されています。