6月、熊本市北区でネコの保護活動を行っている女性の自宅から約150匹のネコが死んでいるのが見つかった事件の続報です。
動物愛護法違反の疑いで熊本市から告発を受けた警察は4日、ネコの死骸を押収しました。
6月初め、動物愛護団体に所属し、熊本市北区でネコの保護活動を行っていた女性の自宅で約150匹のネコが死んでいるのが見つかり、生きたネコ12匹が保護されました。
この事件をめぐっては、熊本市が「他のネコの死骸が放置された環境でネコを飼育した」として動物愛護法違反の疑いで女性を警察に告発しています。
【前田 美沙希 記者】
「発覚からおよそ1カ月。警察が証拠品としてネコの死骸を回収します」
ネコの死骸は、回収に当たった別の愛護団体が保管していて、4日、警察が押収。
今後、死因の特定などが行われる見込みです。
また、死骸のうち10匹ほどは警察が女性の話をもとに自宅敷地の土を掘って発見したことも関係者への取材で新たに分かりました。
【女性が所属する団体の代表】
「(女性の)夫にも電話しているが、連絡は取れない。団体は解散して、この事件をとにかく分かる限り解明していきたい」
生きた状態で保護されたネコについては全て別の愛護団体に引き取られたということで、女性が所属する団体は警察の捜査に協力するとしています。