福岡管区気象台は4日、阿蘇中岳の噴火警戒レベルを『1』から『2』に引き上げました。
レベル『2』となるのは約1年ぶりで、火口周辺約1キロの範囲で立ち入りが規制されています。
気象台によりますと、阿蘇中岳第一火口では4日午前11時50分ごろから、地下のマグマや熱水の動きなどを示す火山性微動の振幅が増大。
火山活動が高まっていることから、午後1時、噴火警戒レベルを『1』の『活火山であることに留意』から、『2』の『火口周辺規制』に引き上げました。
噴火警戒レベルが『2』となるのは、去年7月以来です。
これを受け、阿蘇火山防災会議協議会は火口周辺1キロ圏内への立ち入りを規制。
阿蘇山上ターミナル近くでは、立ち入り禁止を伝える看板を設置していました。
【北九州からの観光客】
「(火口見学に)行ってみようと思っていた。(自然のことなので)仕方ない」
気象台は火口から約1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒し、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。