◆ロサンゼルス・ドジャース6-2シカゴ・ホワイトソックス 3日(日本時間4日午前11時10分試合開始、ドジャースタジアム)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは3日(日本時間4日)、ホームでホワイトソックスと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。2試合ぶりの本塁打とはならなかったが、四球で2度出塁し、それぞれ本塁まで帰還し先制点と追加点となる2得点で勝利に貢献した。
ドジャースは前日のホワイトソックス戦でクレイトン・カーショー投手が史上20人目の通算3000奪三振を達成。大谷は9回2死から二盗、サヨナラのホームを踏むなど逆転勝利に貢献し、5打数1安打、打点1、得点1、盗塁1の成績だった。1日のホワイトソックス戦以来2試合ぶりのホームランに期待がかかっていた。
ドジャースの先発は今季4勝5敗・防御率4.68のダスティン・メイ投手(27)。一方のホワイトソックスは今季1勝4敗・防御率4.74のアーロン.シバーレ投手(30)が先発した。
1回裏、先頭打者の大谷は初球ファウル、その後、3球続けてボールコールの後、5球目を空振り。6球目ファウルの後、四球を選び出塁した。2番ベッツは凡退したが、続く3番フリーマンのライト線への二塁打で、大谷は一気にホームまで駆け抜けドジャースに先制点をもたらした。
同じく先頭打者で迎えた3回裏の第2打席。初球ストライク、3球連続ボールの後の5球目の真ん中ストレートをファウル。フルカウントで迎えた6球目の高めの変化球を冷静に見送り、2打席連続で四球で出塁。次打者ベッツが放った打球を遊撃手がエラーした間に2塁に進塁。再びフリーマンが今度はレフト線二塁打を打ち、大谷とベッツが生還、大谷がこの試合2得点目を記録した。
その後、第3打席は見逃し三振、7回の第4打席は1ボールからの2球目を打ってセカンドゴロに倒れた大谷だったが、2得点に絡みチームの勝利に貢献した。
先発したダスティン・メイは5回まで1人のランナーも出さない”完全試合”の好投。球数も50球の省エネ投球で偉業への期待も膨らんだが、6回1アウトから8番ボールドウィンにライト前に運ばれ記録が途絶えた。その後、ツーアウト2塁3塁とピンチを迎えるも2番・マイドロスから見逃し三振を奪い無失点で切り抜けた。
続く7回も無失点で終えたメイは、8回に、この日最初のヒットを打たれたボールドウィンに2点本塁打を打たれて降板するも、チームはそのまま逃げ切り6-2で勝利し、5勝目(5敗)をあげた。
ナ・リーグ本塁打争いトップを独走している大谷は、両リーグを通じても、この日、本塁打のなかったローリー(マリナーズ)の33本、ジャッジ(ヤンキース)の31本に次ぐ3位(30本)でその差は変わらず。
次戦、4日(日本時間5日午前10時10分試合開始、ドジャースタジアム)のヒューストン・アストロズ戦での3試合ぶりのアーチに期待がかかる。