サッカー、明治安田J1リーグのファジアーノ岡山を全力で応援する全力ファジライブのコーナーです。次節の「中国ダービー」を前に、2025シーズン途中加入の2人の思いに迫ります。

(ファジアーノ岡山 26 DF 本山遥選手)
「ああいう形で出て行った自分をあんなに温かく受け入れてくれて、本当に僕は幸せな人間だなという風に思いました」

6月、神戸から期限付き移籍で加入したディフェンダー、本山遥選手(26)。2024シーズンまでの3年間ファジアーノでプレーし、J1昇格をかけたプレーオフではアウェーでの準決勝で先制ゴールを決め、チームを勝利に導くと、運命の決勝戦では、ダメ押しの追加点。プレーオフで2試合連続ゴールを挙げ、チーム悲願のJ1昇格に貢献しました。

2025シーズンはユース時代を過ごした神戸に移籍し、カップ戦などには出場したものの、リーグ戦の出場は無く、6月、ファジアーノに帰ってくる形となりました。

(岸下恵介アナウンサー)
「ご自身としても大きい挑戦だったと思いますけど・・」

(本山遥選手)
「たくさん得たこと、勉強したこと、すごく参考になったこともたくさんありましたし、ただ、サッカー選手という面で見れば、かなり苦しい半年間だったと思います。試合に全く出られなかった、その一点です」

ファジアーノ復帰後、ウイングバックやボランチ、センターバックとしてプレーできる本山選手は、ここまで3試合に途中出場しています。

(本山遥選手)
「試合に出られるチャンスがある今、すごく充実しているなって思います。本当に目の前の1試合1試合に全てを懸けていきたいと思います」

一方、6月、広島から完全移籍で加入したゴールキーパー、川浪吾郎選手(34)。

(岸下恵介アナウンサー)
「広島での経験というのは、川浪選手にとってはどんな経験になりましたか?」

(ファジアーノ岡山 77 GK 川浪吾郎選手)
「広島に行かせてもらった時(2021年)は強かったですけど、古豪という、周りからのイメージがあったのかなっていうのはあると思いますし、クラブとしても(2024年2月に)新スタジアムができた中で、自分自身も少なからず貢献できたかなっていう自負はあったので、広島でこのまま引退できればいいのかなっていうのを漠然とは考えていたので、その中ですごく濃い日々だったかなと思います」

ファジアーノの次の試合は、7月5日、広島との2回目の中国ダービー。4月のアウェー戦では、佐藤龍之介選手のゴールで、1対0でファジアーノが勝利を収めました。

(岸下恵介アナウンサー)
「本山選手にとっては初めての中国ダービーになりますが・・」
(本山遥選手)
「間違いなくダービーというものは普通の試合と違う何かがあると思いますし、これから、始まったばかりですけど、もっと盛り上がっていくために大事な試合になると思うので、ライバルとして倒しにいかないといけないなと思っています」

(岸下恵介アナウンサー)
「次の試合が古巣との中国ダービーになりますが・・」
(川浪吾郎選手)
「広島にはすごく感謝していますし、大好きなチームだし、大好きなまちではありますけど、もうそれ以上でも以下でもなく、ファジアーノ岡山っていうチームで、僕はまたみんなと1つ勝ちたいので、そのために僕がやれることを全力でやるだけだなと思います」

7月1日現在でリーグ5位のサンフレッチェ広島と対戦する「中国ダービー」は5日、ホーム「JFE晴れの国スタジアム」でのナイターゲームです。

岡山放送
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