アメリカのベッセント財務長官は、9日に期限を迎える相互関税の上乗せ分をめぐる各国との交渉について、交渉国がかたくなで合意できない場合、4月2日に発表した水準に戻す可能性に言及しました。

ベッセント長官は6月30日、ブルームバーグテレビに出演し、相互関税の上乗せ分をめぐる各国との交渉期限が9日に迫る中、「延長するかどうかは大統領の判断次第だ」と述べました。

その上で、「プレッシャーが高まる最終週には交渉が慌ただしい状況になると思う」と話しました。

一方で、「交渉国がかたくなで合意できない場合は、4月2日に発表した水準に戻らざるを得ない可能性がある。そうならないことを願っている」とも述べました。

ベッセント氏は一部の国に対して交渉期限を9月1日まで延長することも示唆していますが、今回の発言は各国に対し早期の締結に向け圧力をかけた形です。

フジテレビ
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国際取材部
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