週明け6月30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日続伸し、前週末比275ドル50セント高の4万4094ドル77セントで取引を終えた。
アメリカの関税措置を巡る各国との貿易協議の先行きに対する過度な警戒感が後退し、買い注文が膨らんだ。
アメリカのトランプ大統領は先月27日、カナダによるデジタルサービス税の導入を問題視し、「カナダとのすべての貿易協議を直ちに打ち切る」と反発していたが、カナダ政府が先月29日声明で、アメリカIT企業に課すデジタルサービス税=DSTを撤回すると発表。
この措置を受けカナダのカーニー首相とトランプ大統領が貿易交渉を再開することで一致したことも好感し、関税交渉への期待感が広がった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は6営業日続伸し、96.27ポイント高の2万0369.73だった。