高校スポーツで嬉しいニュースが飛び込んできました!
バレーボールの19歳以下日本代表が30日発表され、鹿児島実業高校女子バレーボール部のセッター・古川千裕選手が初選出されました。
未来の日本の司令塔として期待される古川選手の強さの秘密に迫ります。
「一人一人が考えて、それを実行できるようにやっていきましょう!」「よし!」
鹿児島実業高校女子バレーボール部。
2025年の春高にも出場した強豪校の司令塔に熱い視線が注がれています。
鹿児島県湧水町出身、身長171センチのセッター古川千裕選手です。
古川選手は30日発表された19歳以下の日本代表に初選出されました。
鹿児島実業・古川千裕選手(3年)
「実感が湧かなくてビックリしました。テレビで見てたユニホームが目の前にあるんだなって思って、すごいなって思いました」
古川選手のプレーについて、指導する岩下監督は。
鹿児島実業・岩下哲也監督
「とにかくボールの下に入るのが速い。そこからの速いトス回し、ツーアタックが彼女の魅力」
その「速さ」に加え、白帯の位置から上げる「高い」トス。
「速く」て「高い」巧みなトスまわしは、2025年1月の“春高”でも炸裂しました。
(実況)
「古川は当然トスワークもいいですし、サーブ、センターブロックにも跳べる。そして攻撃。マルチプレーヤーなんですね」
全国の強豪を翻弄し、関係者の目にとまったことが、今回の日本代表選出につながりました。
古川選手がバレーと出会ったのは小学1年生の時。
古川選手
「姉が(少年団で)バレーボールをしてた。自分も練習について行って楽しそうだなと思って」
お姉さんはアタッカーでしたが、古川選手は小学2年生からセッターに。
そこにはこんな理由がありました。
古川選手
「好きな先輩がセッターをしてたので、自分もしたいなって」
そんな古川選手についてプライベートでも仲がいいという中西キャプテンはー
鹿児島実業・中西来夢キャプテン(3年)
「千裕はものすごく努力家で、1年生のころできなかったものが3年生になってできていることが、自分から見てすごく増えてると感じる」
古川選手は7月2日からクロアチアとセルビアで開かれる19歳以下の世界選手権で初めて日の丸を背負って戦います。
古川選手
「日本と海外で背の高さが違うと思うので、トスの位置も変えないとブロックされやすい。そこを考えて上げたいです。自信を持って、思いっきり精いっぱいプレーできたら」
初の世界の舞台でどんな輝きを見せてくれるのか注目です。
今後の活躍に期待しましょう!