6月21日から群発地震が続く、鹿児島県十島村の悪石島で、2日午前4時半過ぎ、震度5弱を観測する地震がありました。

被害の報告はないということですが、気象台は当分の間、同程度の地震に注意するよう呼びかけています。

2日午前4時32分ごろ、トカラ列島近海を震源とする地震があり、十島村の悪石島で震度5弱を観測しました。

この地震による津波はありませんでした。

30日に続く2回目の震度5弱の地震に住民は不安を口にします。

悪石島の住民・有川和則さん
「最初下からドーンと突き上げる、そして横揺れ。みんな不安がっている。いつ起こる地震かわからないので」

震度5弱の地震をうけ、鹿児島地方気象台は午前7時過ぎに臨時のWEB会見を開催し、強い揺れによる落石や崖崩れなどに注意するよう呼びかけました。

気象台の担当者
「当分の間、最大震度5弱程度の揺れに注意してください。落石やがけ崩れなどが起こりやすくなっている可能性がありますので、身の安全の確保、それから安全な場所から離れないようにお願いします」

十島村によりますと、地震の発生を受けて行われた調査では悪石島に住む43世帯89人全員と連絡が取れていて、被害の報告はないということです。

2日午前9時6分ごろからは、悪石島の南に位置する十島村の小宝島で約10分の間に震度4を観測する地震が3回観測されています。

トカラ列島近海を震源とする地震は6月21日から頻発していて、震度1以上を観測する地震は2日午前11時までに881回発生しています。

鹿児島テレビ
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