瀬戸内の離島の自治体・愛媛県上島町に今年誕生した社会人野球のクラブチーム「イワキテック」が28日、初参戦でクラブチーム日本一を決める全日本クラブ選手権に出場を決めました。

イワキテックは6月、高知県の春野総合運動公園で開かれた都市対抗野球の四国1次予選に出場。この大会は全日本クラブ選手権の四国予選も兼ねていました。

大会に出場したのは6チーム。このうち「イワキテック」と「松山フェニックス」「徳島野球倶楽部」の3チームがクラブ選手権出場を目指していて、今年は全国大会が愛媛で開催されるため、3チームの中で最上位のチームが全国大会出場となります。

総当たり戦で行われる都市対抗野球の四国1次予選。「イワキテック」は6月20日、徳島野球倶楽部を6対2で下し、21日のアークバリア戦も3対0と連勝しました。

そして迎えた28日の「松山フェニックス」戦。この愛媛対決に勝てば全日本クラブ選手権への出場が決まる落とせない一戦です。

「イワキテック」は1回裏、「松山フェニックス」に2点を先制され、続く2回と5回にも追加点を許したものの、流れを変えたのは7回裏。松山フェニックス7番・河野がセンターに放った強い当たりを中村が押さえるファインプレー。迎えた8回に「イワキテック」の打線が爆発しました。スコアは0対4で松山フェニックスがリードしているなか、ノーアウト満塁の場面で、クリーンアップの3番・中村、4番・石原、5番・吉尾がつないで3点を返すと、この後の2アウト満塁の場面でも8番・片山がタイムリーヒット。ランナー2人が帰って5対4と逆転に成功しました。「松山フェニックス」には得点を許さず迎えた9回裏。2アウト1、3塁のピンチに投手は塩田から佐藤へ。最後の打者をピッチャーゴロに打ち取って試合終了し、「イワキテック」は5対4で松山フェニックスに勝利しました。

全日本クラブ選手権全国大会への出場を決めると同時に、都市対抗野球四国地区大会の2次予選への出場も決めました。

全日本クラブ選手権は9月13日から4日間、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムなどで開催されます。

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テレビ愛媛
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