H2Aロケットとしては最終号機となる50号機が、28日未明、種子島宇宙センターから打ち上げられます。
ロケット発射場から6キロ離れた南種子町の長谷展望公園です。
28日の種子島は快晴で、このあとの天気も打ち上げには影響がなさそうです。
間もなく行われる打ち上げを前に、28日午前、機体移動が行われました。
打ち上げのおよそ15時間前となる28日午前10時半ごろ、機体はおよそ30分かけて組み立て棟から500メートルほど離れた射点に移動しました。
センター内の展望所では多くのロケットファンがその様子を見守りました。
今回、機体に貼られているH2Aのロゴには、およそ2000人のファンからの応援メッセージが記されています。
H2Aロケット50号機に搭載される観測衛星「GOSAT-GW」は海面水温や降水量などの観測による台風や集中豪雨の予測精度の向上や、二酸化炭素などの温室効果ガスの観測による気候変動の実態把握につながることが期待されています。
H2Aロケット50号機は29日午前1時33分3秒に打ち上げられる予定です。
日本の宇宙開発技術をより確かなものにしたH2Aロケット、どんなラストフライトを見せてくれるのでしょうか。
以上、中継でした。