日米の関税交渉が続く中、アメリカを訪問中の赤沢経済再生相は、日本時間の27日夜から28日にかけて、ラトニック商務長官と7回目の閣僚級交渉を行いました。
赤沢経済再生相はラトニック長官との間で自動車の関税措置の見直しや貿易拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力などについて、約1時間にわたり協議しました。
その上で、双方にとって利益となる合意の実現に向け、精力的に調整を続けることで一致しました。
ただ、7月9日に相互関税上乗せの一時停止措置の期限が迫る中、自動車関税を含め、両国の隔たりは依然埋まっておらず、合意への道筋は見えていません。
6月16日にカナダで行われた日米首脳会談では具体的な一致点が見いだせず、協議は閣僚級で継続する方針となっていました。