アメリカのベッセント財務長官は27日、7月9日に期限を迎える各国との貿易交渉について、9月1日までにまとめられるとの見通しを示しました。
ベッセント財務長官はFOXビジネスの番組に出演し、7月9日まで停止している相互関税の上乗せ分について、「期限までに合意が成立しない場合、トランプ大統領は4月2日に発表した当初の税率に戻して構わないと話し各国に最大限の圧力をかけている」と語りました。
その上で、関税交渉を進めている18の主要な貿易相手国のうち、「10から12の国との交渉が締結できれば、残りは9月1日までに貿易協定をまとめられる」と述べました。
ベッセント氏の発言は停止している相互関税の期限の延長に言及した形で、日本の関税交渉にも猶予が与えられる可能性があります。