長野県内の高校は文化祭シーズンを迎えていて、長野市の長野高校でも6月27日から3日間の日程で始まりました。今年は能登半島地震の被災地や小児がん患者を支援するチャリティー商品も販売します。

長野高校で27日から始まった「金鵄祭」。28日からの一般公開を前に多くの生徒が買い求めていたのが、オリジナル商品の「金沢カレーかつバーガー」です。

2年生:
「めちゃくちゃうまい」

能登半島地震の被災地を支援しようと生徒が考案しました。

生徒:
「たくさんの方の悲しい顔を見て、自分たちにどうにかできないかと。長野県は能登から近いこともあり、私たちも関心を向けたり、もっと興味を持たなければいけない。社会貢献の一環として支援をしたいなと」

2024年の元日に発生した能登半島地震。石川県内では住宅11万6000棟に被害があり、死者は災害関連死も含め600人を超えています。

能登の現状を知り、文化祭で自分たちにできる支援をしようと考えた生徒たち。近くのパン店「ピクニック」と協力して「かつバーガー」を開発しました。

メンチカツに合わせるのは石川の人気カレー店「チャンピオンカレー」のルーを使ったソースです。

1年生:
「募金って感じがあまりなくて、気軽に助けられるのがいい。街の風景がもとに戻って、観光とかで人がいっぱい来るようになったらいい」

収益の一部を石川県に寄付する予定です。

合わせて販売するのが広島県産のレモン果汁を使った「レモネード」。ジャムやジュースなどを製造販売する上田市の「信州ワタナベ」と協力して開発しました。

こちらも収益の一部を小児がん患者を支援する団体に寄付する予定です。

金鵄祭は28日と29日の2日間一般公開され、「カレーかつバーガー」と「レモネード」はそれぞれ1日300個限定で販売されるということです。

長野放送
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