2025年4月、大分県大分市都町の路上で男性が現金などを盗まれ、暴行を受けた事件で、27日、窃盗の罪に問われている男の初公判が開かれました。男は起訴内容を認めました。
窃盗の罪に問われているのは、大分市の飲食店従業員・井餘田龍明被告23歳です。
起訴状によりますと、井餘田被告は2025年4月、大分市都町の路上で男性看護師の背後から近づき、現金48万5000円などが入ったリュックサック1つを取り上げて盗んだとされています。
大分地裁で初公判が開かれ、井餘田被告は起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「被告は被害者が知人女性を撮影していると考え、男性が背負っていたリュックサックを引っ張って取り上げた」と当時の状況を説明。
そして、「自分が勤務する飲食店で中身を物色し、 店の外で現金を抜きとった」と指摘しました。
この事件では男性看護師を投げ倒すなどし足を骨折させるなどした傷害の疑いで15歳の少年と16歳の少女が書類送検されています。