プレスリリース配信元:ハーモニープラス株式会社
~学修成果の可視化はどれほど学生のためになっているのか?~
ハーモニープラス株式会社(本社:東京都千代田区)は、教育現場における学修成果の新たな評価手法に関する学生の意識とニーズを把握するため、全国の大学生955名を対象に「大学での学修成果と支援ニーズ」に関する調査を実施しました。調査の結果、従来の成績評価では捉えきれない多面的な成長の可視化や、個別最適化された支援への強い期待が明らかとなりました。
なぜ今、学修成果の可視化が求められるのか
デジタル化が進む中、文部科学省が掲げる「教学マネジメント指針」では、教育成果の把握と可視化が重点課題として明記されており、各大学においては、GPAや単位といった「結果」だけでなく、努力や協働などの「過程」をどのように評価・記録するかが問われています。
今回の調査では、学生自身がそれらの課題をどう捉えているかが数字として浮き彫りとなりました。
調査概要
・調査対象:全国の大学生 955名
・調査期間:2025年5月~2025年6月
・調査方法:インターネット調査
・回答者属性:男性27.7%、女性72.3% / 15-19歳32.7%、20-29歳67.3%
成績だけでは伝わらない、努力や経験も“可視化”したいという声
「成績以外の取り組みや成果を記録・証明する仕組みがあったら活用したい」と回答した学生は、
実に75.7%にのぼりました(とても活用したい23.2%+まあまあ活用したい52.5%)。
学生たちは、レポート、ディスカッション、課外活動、ボランティアといった幅広い経験を“見える形”に残したいと考えており、成績だけでは捉えきれない「努力の質」や「学びの姿勢」への評価ニーズが高まっていることがうかがえます。
見えにくい“努力”こそ、正当に認めてほしいという実感
学生が「十分に評価されていない」と感じる活動の上位には、「継続的な努力(30.4%)」
「課外活動(17.4%)」「グループワークの過程(16.2%)」が並びました。
出席・課題提出・役割の遂行など、日々の積み重ねや貢献のプロセスが成果として残らないことへの
不満や課題意識が存在しており、頑張りが報われる教育環境の整備が求められています。
一方で「特に評価されていないと感じるものはない」との回答も26.9%あり、認識の個人差が大きいことも特徴です。
成長の記録を、未来に“伝わるカタチ”で活かしたい
可視化された学修成果の活用先として、最も多かったのは「就職活動」(50.2%)でした。これは、
成績以外の努力や経験も、自己PRやエントリーシートにおいて発信可能な資産と考えている学生が多いことを意味します。
他にも「自己理解や将来設計」(15.4%)、「留学や進学」(11.2%)といった回答があり、学修成果の可視化は単なる記録ではなく、「振り返り→活用」までつながるツールとして期待されていることが読み取れます
教育DXによる新たな学修支援の可能性
今回の調査結果は、以下のような新しい教育支援の在り方を示唆しています。
・継続的努力の可視化:日々の出席や課題提出など、成績には反映されづらい努力の記録
・多面的な評価システム:協働性・主体性・プロセスなども含めた総合的な評価
・個別最適化された支援:学生一人ひとりの目標・状態に合わせた支援メニュー
・キャリア接続の強化:学修成果を自己理解・就職活動・将来設計に結びつけるサポート
教育のDX化により、ポートフォリオシステムやAIを活用した個別最適化支援の重要性が高まる中、大学と企業が連携して“学生の努力”を正しく社会に伝える仕組みづくりが求められています。
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