夏を乗り切るのに、いまや「エアコン」は欠かせませんが、使い方を誤ると火災の恐れもあります。
例えば延長コードを使うと、エアコンの大きな消費電力に耐えられず、発火する恐れがあります。設置場所近くの専用コンセントを使うようにしましょう。

NITEによると、過去5年間に受けたエアコン事故の情報は363件ありました。その9割以上が「火災」で、ほとんどが説明書で禁止されている行為や、設置状況の不備によるものだといいます。
電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていると、トラッキング現象で発火する恐れもあるので、掃除する際にチェックが必要です。電源プラグを抜いて、から拭きでというのもポイントです。

室外機の周りにもご注意ください。水の入ったペットボトルは、夏の強い日差しを「虫めがね効果」で一点に集め、近くの燃えやすいものをジリジリと燃やしていきます。

万が一、室外機に燃え移ると、そのまま爆発することも。室外機の近くに可燃物を置いていないか、今一度確認してみましょう。

熱中症の予防のためにも、日本の夏にエアコンは必須です。暑さが本格化する前に、お手入れに加えて試運転をしてみましょう。
「冷風が出ない」「室内機からの水漏れ・異音や異臭がする」など、異常があればメーカーなどに早めの相談をしましょう。
(東海テレビ)