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プレスリリース配信元:unbot




皆さん、こんにちは!訪日インバウンドの流れや傾向を追いかけているunbotの編集部です。前回は訪日外客誘致の動向が注目されている2025年4月から開催中の大阪万博に関してその動向を調査してみましたが、今回は観光シーズンに突入する前に、昨年度の夏に特に人気のある観光地の訪日外国人観光客の動向を調査しましたので、その結果をお届けしたいと思います。
▼目次
01.2025年の訪日外客数、5か月連続で前年を上回る
02.富士山、日本三大祭り、花火大会の動向は?
03.周囲の人気エリアから、イベント前後に訪日外客を呼び込むには?
01. 2025年の訪日外客数、5か月連続で前年を上回る
2024年の夏は日本の観測史上最も暑い夏となりましたが、訪日外国人にとっては関係なかったようです。JNTO(日本政府観光局)の発表は7月(3,292,500人)、8月(2,933,000 人)と両月とも単月の過去最高を更新しました。

日本気象協会の予測によると、2025年も「過去2年には及ばないものの、気温は平年よりかなり高く、猛暑となる」という予測。とはいえ2025年の訪日外客数は1月~5月まで5か月連続で前年を上回っており、今夏もたくさんの訪日が予想されます。

▲JNTO(日本政府観光局)訪日外客数(2025 年 5 月推計値) より。*印の斜体部分は推計値、その他の値は暫定値

避暑、花火、夏祭りなど、外国人にとっても多くの魅力がある日本の夏。2024年、訪日外国人たちはどのような場所を訪れていたのか、世界42億のスマホIDを活用した訪日外国人人流データ分析システム「インバウンドアナリティクス+(プラス)」で見てみましょう。
02. 富士山、日本三大祭り、花火大会の動向は?
「インバウンドアナリティクス+」では、ユーザーが任意に登録した地点の訪日外国人の旅行者動向を高精度で分析、可視化してくれます。たとえば、毎年7月に山開きとなり訪日外国人にも人気の富士山。頂上を円で囲むようにして分析地点(POI)を登録すると



分析地点に入ったスマホ端末ID数をもとにした「国別ユニークID数ランキング」を見ることができます。分析期間を山開き期間の「2024/07/01~2024/08/31」に指定してみます。

※「インバウンドアナリティクス+」で可視化されるのは、分析システムが把握しているスマホ端末ID数を基にした、訪日外国人の居住国別分布の日ごと変化で、ユニークID数は人数ではありません。


▲富士山山頂付近(2024/07/01~2024/08/31)

富士吉田市の発表によると、吉田ルートの登山者数は13万2,904人ですが、そのうち42.4%が外国人だったといいます。「インバウンドアナリティクス+」では中国(メインランド)のデータについては対象外ですが、「台湾」が最も多い一方で「アメリカ合衆国」からの登山客も多いようです。

比較的涼しい場所で、日本らしい自然を感じられるのは夏の良いところ。ラベンダー畑などが多い富良野エリアで昨年の様子を調べてみると、こちらは「大韓民国」が半数を占めます。韓国からは仁川~旭川の増便やチャーター便の運航もあり、人気が高まっているようです。

▲北海道 富良野エリア(2024/07/01~2024/08/31)


避暑地で言えば、合掌造りの建物が有名な岐阜・白川郷も近年インバウンドに人気が高まっているエリア。「インバウンドアナリティクス+」で分析してみると、こちらは「台湾」からの訪日客が多く訪れているのが分かります。台湾では健康志向が高まっているようで、前出の富士山とともに登山やハイキングのできるエリアの人気が高いようです。


▲岐阜 白川郷エリア(2024/07/01~2024/08/31)


毎年8月2日~7日に開催されるねぶた祭が有名な青森では、7月下旬から8月にかけて複数のクルーズ船が寄港しました。その影響もあるのか割合としては拮抗しており「アメリカ合衆国」「インドネシア」「オーストラリア」のパーセンテージも高くなっています。


▲青森 青森港国際クルーズターミナル周辺(2024/07/01~2024/08/31)

お祭りといえば、夏には日本三大祭りのうちの2つ、京都・祇園祭(7月)、大阪・天神祭(6月下旬~7月25日)が行われます。普段から訪日外国人の多い両エリアですが、比較すると前者は大半を東アジア地域の訪日外国人客が占めていますが、後者は「アメリカ合衆国」からの割合も目立っています。


▲京都 八坂神社エリア(2024/07/01~2024/07/31)


▲大阪 大阪天満宮エリア(2024/07/01~2024/07/31)

また日本の夏の風物詩といえば花火ですが、隅田川花火大会が行われる東京・浅草エリアでは当日2024年7月27日夜間(17~24時)のユニークID数が他の日よりも多くなっています。「インバウンドアナリティクス+」ではこのように時間帯で指定し、分析をかけることも可能となっています。



03. 周囲の人気エリアから、イベント前後に訪日外客を呼び込むには?
夏は大きなイベントの開催も多く、前年のデータが参考になることもあるかもしれません。全国各地について2024年7月・8月の動向を見ていきましたが、それぞれに特徴があることが分かります。

日にちや時間、エリアの広狭など変化を加えることで、マーケティングや集客に有用なデータが導き出せます。周囲の人気エリアから訪日外客を呼び込むにはどうしたら良いのか?イベントの前後に寄ってもらうには?など、データをもとに戦略が立てやすくなるでしょう。

当社unbotではそうした訪日旅行客の旅中におけるリアルな行動態様を、「インバウンドアナリティクス+」を提供するクロスロケーションズ株式会社と共同で研究、効果的なマーケティング施策のご支援を推進しています。

訪日旅行客の旅中動態を踏まえた企業の訪日インバウンド市場におけるマーケティング活動のDX(デジタルトランスフォーメーション)や、より効果的なデータ活用にご興味がある担当者様は、気軽にお問い合わせください!
【本件に関するお問い合わせ先】
訪日インバウンド事業担当:梅里 亮大
E-mail:jp_sales@unbot.co.jp

クロスロケーションズ株式会社
セールス担当:杉山 啓之
E-mail:xl-sales@x-locations.com


●クロスロケーションズ株式会社について
「多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化し、誰でも活用できるようにすること」をミッションとしています。位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化する独自技術である「Location Engine(TM)」の開発とビジネス活用クラウド型プラットフォーム「Location AI Platform(R)」、クラウドサービス「人流アナリティクス(R)」などの開発および、人流データの活用による企業のビジネス拡大を支援する「Location Marketing Service」、インバウンドデータを活用した広告配信、分析サービスの「Inbound Marketing Service」の提供により、‟ロケーションテック”を推進しています。

社名:クロスロケーションズ株式会社
URL:https://www.x-locations.com/
代表者:代表取締役 小尾 一介
所在地:東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F
事業内容:
位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine(TM)」の開発とビジネス活用クラウド型プラットフォーム「Location AI Platform(R)」、クラウドサービス「人流アナリティクス(R)」の開発・提供。次世代の位置情報マーケティングサービス「Location Marketing Service」並びにグローバル人流データを活用した「Inbound Marketing Service」の提供。

●同社の提供する位置情報分析データについて
同社の提供するデータは、ユーザーの許諾を得たスマートフォンアプリからの位置情報データで、ユーザーから個人情報を紐づけない形で完全匿名化の上、分析利用を目的に第三者利用について許諾を得たデータのみを利用しています。
https://www.x-locations.com/privacy-policy/
分析結果の適格性を担保するため、「元データの偏り(特定キャリアの特定アプリ)」を排除して、全携帯キャリアユーザーの多数のアプリからのデータを完全匿名化して利用しています。当社独自開発の分析エンジンである「Location Engine(TM)」は端末ID、緯度経度情報、タイムスタンプを直接に地図・施設情報と連携して分析することで「メッシュ型位置情報データでの分析」では困難なピンポイントでの分析データも提供することが可能となっています。








●株式会社unbotについて 
株式会社unbotは、中国現地(上海/北京)に運営拠点を持ち、中国市場向けのEC店舗運営支援や各種プロモーション企画・実行を中心に、中国圏に特化したデジタルマーケティング事業を展開しています。そのほか、日本の漫画やアニメ、アイドルなどのエンターテインメントの魅力を海外市場に発信するIPエンターテインメントコンテンツ事業などを手掛けています。2011年の創業以降、「世界で一番多くの想い出を創造する会社」をミッションに掲げ、「想い出の創造が、人々や世界各国の距離感を近づけることができる」という信念のもと、ITの力を活用して「想い出」を創造し、企業価値の拡大と、さらなる発展を目指します。

社名: 株式会社unbot(アンボット)
URL:https://unbot.co.jp/
代表者: 代表取締役社長 中町 秀慶
所在地: 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル10階2号室

事業内容:
◇訪日インバウンド事業
・SNS/インフルエンサー情報発信
・中国メディア施策(大衆点評・Alipay等)
・ジオマーケティング
・店頭販売施策

◇EC関連デジタルマーケティング事業
・中国国内 & 越境EC運用
・EC店舗コンサルティング
・中国市場代理販売(B2B・B2C)
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・中国ECサイト・メディア広告運用
・KOL/KOCプロモーション
・ライブコマース企画・運営

◇IPエンターテインメントコンテンツ事業
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