随意契約によって放出された政府の備蓄米が、福井県内でも本格的に販売されています。スーパーセンター「プラント」でも、福井をはじめ北陸3県の店舗で21日から販売します。
坂井市に本社があるプラントは5月に政府備蓄米の随意契約を申し込み、2021年度産の古古古米80トンを購入しました。その備蓄米が精米などを終え20日に届きました。
プラントの担当者は「精米を外部の業者にお願いしているが、多くの依頼がきていて順番待ちになっていたため、この時期の販売になってしまった」と説明しています。
20日は、備蓄米の味を確かめるために、社長ら幹部と従業員が参加して試食会が行われました。「普段炊くコメと同じように炊いたが、炊き上がも白くてツヤツヤしていて、パサつくような感じはしなかった」と味は上々のようでした。
プラントでは、21日から福井、石川、富山の北陸3県の7店舗すべてで備蓄米を販売します。
古古古米の価格の相場は税抜きで5キロ1800円程度ですが「経営理念として『生活のよりどころ・最強の生活インフラ』を掲げているので、少しでも安く提供して、皆様なの家計を助けたいと思い価格にはこだわった」として、1680円で販売することにしています。
21日は午前8時の開店の前に整理券が配られます。